INTERVIEW 05

先輩インタビュー | 先輩社員たちが思う四国医療器とは。

05.KIKUCHI NAOKO

臨床工学技士 医器1部 血液浄化チーム|菊池 尚子 1999年入社 勤務地|香川営業所 最終学歴|川崎医療短期大学 医用電子技術科

医療を陰から支える立場として。

この会社を選んだ理由を教えてください。

医療業界で働きたいと思い、医療系の大学に進み臨床工学技士の資格を取りました。そこでは病院を志望する人が殆どでしたが、私は企業を志望しました。医療の現場に立つのではなく、商品を提供したり、新しい情報を発信したり、技術指導を行うといった陰で支える立場に立ちたかったからです。中でも四国医療器には、血液浄化の専任チームがあったことが、より強い動機になりました。

女性の働きやすい職場環境をサポート。

イメージしていた仕事と現実の仕事の違いを教えてください。

思い描いていた通りにいかないことは多々ありましたが、中でも子育てをしながらの仕事は、想像以上に大変なものでした。子どもを預けている間は自分のペースで働けると思っていたのですが、甘くはありませんでした。時間の制約、急な体調不良など、時間と仕事に挟まれ、両立が厳しいかと悩むこともありました。そんな時上司から、今できるやり方に変えていくしかないのではと言われました。そういった理解や協力をしてくれる人たちが社内にいたこと、直行・直帰が認められる会社であったこと、リモートワークができるようになったことなど、さまざまな助けを借りながら、続けることができています。

代理店としての強みを活かす。

仕事内容や取引相手について教えてください。

主に各施設の透析室やMEのところに通っています。そこでは納品や在庫管理、商品PRや情報提供、装置の操作説明などを行っています。また私たち代理店は多くの商品を取り扱うことができます。その為多くのメーカーとの関係を円滑に築き、お客様との橋渡し役を担うことも業務の一つです。

達成感と培った信頼関係。

仕事のやりがいや面白さ、困ったこと等印象に残る出来事とあわせて教えてください。

この仕事を始めて、ある程度の経験を積みました。それでも毎回、お客様からの電話には緊張が走ります。質問や相談を受けたり、緊急の必要物品があったりするからです。即座に回答できたり、商品が納品できる際はいいのですが、すぐに商品が用意できない場合は、あらゆる方法を考え、何とかご要望に答えてきたつもりです。そうすることで得られる達成感と、培ってきた信頼関係が私のやりがいです。特に病院の方から「血液浄化のことは菊池に任せている」と言って頂けたことがあり、とても嬉しく、心に残っています。

許されない曖昧な判断。

失敗談から学んだことを教えてください。

お客様からの質問に「〇〇だと思います」と答えてしまった時のこと。「思いますでは困る」というご指摘を受けました。私たちの仕事は、患者様の治療に直接関わってくる為、曖昧なことは許されません。自分の発言の重要さに怖くもなりましたが、同時に責任のある仕事なのだと奮起させられました。それ以降、わからないことはすぐに調べて回答するのはもちろん、日々、情報の上書きをしようと心がけています。

仕事に対する責任感と相手への敬意。

社内の雰囲気について教えてください。

一言でいうと、「温かい会社」です。社会人になると、さまざまな人に出会いますが、弊社の社内だけでも100人以上います。それぞれの部署の人たちが、それぞれの業務をしてくれるからこそ、自分の業務も回っていくわけです。その中には、仕事を教えてくれた方、困った時に助けてくれた方、相談に乗ってくれた方、頼みごとを快く引き受けてくれた方など、温かい方々が大勢います。私自身も、仕事に対する責任感と相手への敬意を忘れず、温かい雰囲気を作る一人でありたいと思います。

仕事とプライベートを両立させる。

休日や残業・働き方について教えてください。

休みの日は、基本オフで、家族と過ごしています。数年前まではMEと呼ばれる臨床工学技士が少なかったこともあり、月に2、3回連絡が入ることもありました。現在では、月に1回程度、緊急で商品が必要な時だけ連絡が入ることがあります。しかし、自身が遠方にいて納品できない際には、同じチームの方が協力してくれます。
また残業については、私自身の居住地が西讃地域ということもあり、訪問施設も西讃地域を担当しています。子どもの迎えもあるので、直行直帰を活用して業務をしています。直帰の際は就業時間が終わるまで訪問施設で営業活動ができ、訪問先で残業になったとしても、比較的早く子どもたちの迎えに行けます。遅くなることもありますが、両立させながら自分に合った働き方をしています。

常に開かれている学びの場へ。

入社後、研修などはありましたか?

私が入社した際は、業務終了後に社内で、いろいろな分野の基礎の勉強会を開いてくれました。その後は、メーカー主催の新商品が出た際の勉強会や、装置の保守点検講習に参加しました。そういった機会や学会に参加することで情報収集を行ってきました。最近では新型コロナウイルスの影響で開催が減っていましたが、次第にWebで実施されるセミナーや学会も増えてきた為、受講できるようになり、施設への情報提供・営業活動に役立てています。

1日の仕事の流れを教えてください。

時間 スケジュール 業務内容
8:50 出 社 デスクワーク(メールチェック、売上・返品作業、見積り作成、調べものなど)
11:30 面 談 午前の診療後にDr.に面談
13:00 帰 社 デスクワーク
14:30 訪 問 担当施設を訪問(納品、物品の使用確認、商品PRなど)
18:00 直 帰

先輩からの
メッセージ

Message from Seniors

新型コロナウイルスの影響で社会生活が激変しました。特に医療機関は苦難を強いられています。そこに携わる企業として私たちは、物品の供給を欠かさない為の努力や、コロナ禍でこそ必要な商品の提案などに尽力しています。私たちの仕事は、通常時はもちろん、昨今の様な状況や災害などの非常時にも、人の役に立てる仕事だと思います。そんな仕事を、責任感と熱意のある方たちと共にしたいと思います

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